布川事件の桜井さん講演

正義が世の中にー 再審で無罪

9月25日終日、戸畑生涯学習センターで日本国民救援会福岡県本部45回大会が開催された。同日午後、逮捕勾留から44年目の5月24日に水戸地裁土浦支部で再審「無罪」を勝ち取った布川事件の桜井昌司さんが無罪確定後初めて北九州市で講演した。

1967年10月別件逮捕された時、桜井昌司さんは20歳、杉山卓男さんは21歳の青年だった。桜井さんは開口一番、「水戸支部で『無罪』と聞いた時はパーとした嬉しさではなかったんだよね」と報道されている「体が軽くなった」発言とは違う言葉から始まった。

44年闘えた理由を桜井さんは救援会に巡りあったからと言う。「杉山さんのおじさんが(共産党の衆議院議員で弁護士の)松本善弁護士事務所を訪ね相談したのが当番でいた柴田五郎弁護士」。

柴田五郎弁護士は面会に来て「裁判に勝てない」と言い「国民救援会というところの手紙を書きなさい」と勧めたので毎日10通書いて出した。週に約50通。通算すると切手がある分出したので杉山さんと2人で約2万通以上は出している勘定になるという。

検察官志望だった柴田弁護士は最初の面接で桜井さんらに「何故ウソの自白をしたんだ」としつこく聞いたという。

「『何故ウソの自白をしたのか』と聞く人は、警察は事件を調べるところと思っている人。警察は逮捕した段階で犯人とすることを知らない人。逮捕(この段階では被疑者ということで犯人ではない)で100%、犯人と決める」と桜井さん。

(2011年10月1日付)

 



Yahoo!ブックマークに登録

サイト内の記事・写真・データ・その他の著作権は小倉タイムスが所有・管理しています。許可なく転載することを固くお断りします。