小倉競輪事業で市係長逮捕

 業者は指名停止

小倉競輪をめぐる贈収賄容疑で、北九州市・競輪事務所の前企画宣伝係長(54)とイベント企画会社「ドゥ・フォー・ユー」(小倉北区)の社長(56)が9月21日に相次いで逮捕されたことを受けて、同競輪を所管する市産業経済局・競輪事務所は12月1日から始まるG1レース「競輪祭」の宣伝委託業務にドゥ社を入れないことを決めた。ドゥ社は社長が逮捕された21日に、北九州市から指名停止を受けており、それに準じた措置。競輪事務所は「競輪祭開催に影響が出ないようにしたい」と話しており現在、業者選定を進めているという。

ドゥ社は昨年の競輪祭関連広告宣伝業務10件を請け負った。主に式典業務や場内利用券、記者席コンパニオン、タレントイベント、B級グルメ、関西媒体訪問など。10件のうち9件が随意契約だった。

これまでの報道等によれば、昨年の競輪祭の広告宣伝業務で前係長はドゥ社が受注できるように便宜を図った見返りに金銭などを受け取ったとされている。

小倉競輪は経営不振を発端に06年4月から日本自転車競技会西日本地区本部・警備会社「コアズ」の共同事業体に競輪事業を包括委託。年間約11億円を市が委託費として支払っている。09年度に契約を更新している。包括委託の内容は車券発売・払い戻しや広告宣伝、施設管理など。小倉競輪(メディアドーム)内の事務所には市職員と同競技会職員が机を並べて業務にあたっている。また競技会の業務遂行にあたっては市側に支出命令の権限はないが、「承認」(押印)は必要で、これがないと現実的に業務は行えない仕組みとなっている。

福岡地検小倉支部は10月12日、市係長を福岡地裁小倉支部に起訴した。会社社長は略式起訴し、罰金50万円。

(北九州市役所の捜索に入る県警捜査官ら)



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