分限処分取り消し訴訟で地裁判決
2004年3月末、教頭職から教諭に降格分限された元東谷中教頭が「教育委員会の処分(=降格分限)」の撤回を求め、09年提訴した裁判の判決が、9月14日、福岡地裁で行われた。裁判長は「主文、原告(=元教頭)の請求を棄却。判決理由は割愛する」。
開かれた法廷、裁判を標榜している裁判所は元教頭の裁判で公開したのは、結審と判決だけだった。
ある弁護士は「公開しないほうが楽ですもん」。
岩木裁判長は処分理由①の「PTA九州大会への参加申し込みについて」を03年7月27日夕方、年休にも関わらず学校へやってきて元教頭に意見した、という。
情報開示請求した04年12月にはまだ機械警備記録は市教委の施設課にあったにも関わらず、04年7月27日の機械警備記録を開示し、「1年、年を間違って開示した」と記者会見し当時の教育長は頭を垂れた。
だが岩木裁判長は「そんなアリバイはどうでもいい」と切り捨てる。
元教頭は控訴した。
(2011年9月21日付)