戸畑区の市ポンプ場跡地に病院建設?

「要望書の具体的内容話せない」と市

今年4月に稼働を停止した戸畑区初音町の弁天中継浄化ポンプ場に、隣接する牧山中央病院(医療法人医和基会)の「新病院建設予定地として使用出来るよう」求める要望書が昨年11月12日、地元住民から北橋健治市長宛てに出されていたことが分かった。8月8日開催の市議会・環境建設常任委員会での陳情審査の中で市建設局が明らかにした。ただ同局は、要望書の具体的内容や署名を集めた代表者名などは明かせないとしている。

同日審査された陳情は同ポンプ場横にあるマンション住民から出され、プライバシーの問題や日照権を挙げて「病院が建つという噂があり、今でも病院は少し離れているが、病室が目の前にある状態」「もし建つのではあれば、私たちの要望を取り入れてほしい」と口頭陳情。同跡地に建築物を建てないこと、仮に建設しても駐車場出入り口をマンション側に設置しないことなどを求めた。

建設局によれば、弁天中継浄化ポンプ場は1964年3月に運転開始。運転開始から40年以上が経過し老朽化したことから、戸畑ポンプ場に統合した。当局は「跡地活用についてはまだ何も決まっていない。民間に売却となった場合、方針が決まった段階で地元住民に説明する」。

八記博春委員(共産)は「市は何も決まっていないということだが噂として病院建設の話が出ている。情報把握はしているのか」と質問。当局は「市に署名が出されている。1万700名の署名。建設がどうなるのかは何も把握していない」「牧山中央病院の建設予定地にという要望が出されている。内容は把握していない」。同委員は「市には建設の働きかけや打診がないと確認していいのか」と再質問。当局は「建設局には要望以外は何もない」「環境局や財政局であるとか、現時点で協議をする必要がある部局とは協議を行っている」と答弁した。

岡本義之委員(公明)は「市の土地なので住民の関心も高い。(住民間で)情報の差が出ないようにしてもらいたい」と要望した。

建設局は本紙取材に要望書に中には「払い下げという文言はない。(使用出来るようにとは)どういう意味なのかは分からない」と話している。

 

(2011年8月11日付)

 

 

 



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