若松水道碑

北九州市水道100周年

 今年2011年は旧門司市が明治44年11月に給水事業を開始してから100周年。

 旧門司市の次に給水を始めたのは旧若松市。明治45年4月から。戸畑区牧山に「若松水道の碑」がある。同碑は大正初めに若松上水道敷設を記念して建立されたもの。しかし若松水道を記念した碑がなぜ戸畑区にあるのか。

 同碑は野球グラウンドの外野奥。周囲は鬱蒼とした木々に覆われ、緑道沿いにあるものの目立たない場所にあるが、近くで見ると高さ約3メートルはある巨大な碑。

 教育委員会が設置した看板によれば、碑の題字「若松水道碑」は黒田家当主、黒田長成の著、碑文は史論家の福本日南の作。この碑石は牧山浄水場建設の際、出土した古墳の天井石を利用したという。

 若松市史によれば、旧若松市は伝染病や火災対策として上水道敷設の必要性が高まり明治39年に調査を実施した。しかし、水源確保が難しく、対岸の八幡製鐵所から分水契約した。牧山に浄水場を建設し、洞海湾の海底を通る送水管を設置した。総事業費は当時、66万円。

(2011年6月21日付)



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