市長派委員を多用か

 4委員会兼務が3名  北九州市の審議会

 北橋健治北九州市長の市政2期目最初の2011年度当初予算案を審議する6月市議会本会議が6月8日からスタートした。トップバッターは自民党会派の団長、片山尹議員。片山議員は、北橋市長が得意とする審議会方式を取り上げ、委員選任の公平性に疑問を投げかけた。北橋市長就任以後(07年2月)に設置された委員会数は計52。4つの委員会を兼任している委員が3人、3つが17人、2つが50人いるという。市長は答弁せず、古賀敬三総務企画局長が答えた。

 片山議員は「市長は市民参加型の会議を多く立ち上げ、施策に反映させてきた。市政運営上、同会議は欠かせないものだが、多くの会議に委員を兼ねている人が少なからずいるように見受けられる。意見が偏り、市政運営上かえって支障が生じるのではないかと危惧する。私の思い過ごしか。委員の選任にあたっては市長の意見が反映されやすい人、あなたは否定するでしょうが、懇意にしている人を恣意的に委員にしているような傾向があるのではないか」と固有名詞は避けつつも、市長に近い人選が行われている可能性を指摘。多方面からの委員選任を要望した。

 北橋市長は4年前の就任当初から、様々な検討委員会を発足させた。2期目に入ってからも既にコムシティ再生のあり方検討会や市政50周年記念事業検討委員会を設置済み。委員には先の市長選挙で、市長陣営にいた人物が複数選任されている。

 古賀局長答弁によれば、市が設置する市民参加型の検討会など第三者機関は3つのタイプがあり、①法令条例に基づく付属機関、②市政運営上の会合、③時限的な行事を検討するその他の会議。北橋市長の就任以降に設置された委員会は①が3つ、②が26、③が23の計52もある。

 委員選任等に関する要綱では兼職について、①の委員は4つが限度、②は「出来る限り避ける」、③は制限なし。古賀局長は現状について「概ね適正」とし問題ないとの見解を示し、③については「幅広く意見を求めることは重要。その他の会議は委員名簿を閲覧できるようにするなど運用を検討したい」と答えた。

(2011年6月11日付)



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