市長選の争点 新スタジアム計画 

 出来なければ Jリーグ降格?

 2月6日投開票の北九州市長選挙で、争点の1つは昨年11月に市が発表した新球技場整備計画。JR小倉駅北口に総事業費100億円超をかけて、サッカーとラグビーの専用スタジアムを建設する。

 三輪俊和候補は「市長は国保料引き下げ要求に『財源がない』で拒否したのに百億円のスタジアムをつくると発表した」と、再選を目指す北橋健治候補への批判を連日繰り返した。北橋候補は「計画はない。調査するという話」と、建設前提の批判に反論する一方で「仮に(スタジアムが)出来なければギラヴァンツ北九州は降格する」とも発言。スタジアム整備を担当する市企画文化局・スポーツ振興課は「市長選がスタジアム整備の(是非の)前哨戦のようになっている」と話しており、選挙結果が気になっている。

 「百億円のスタジアムより くらし・福祉を」。三輪候補は「新球技場の計画は中止」と選挙政策に明記した。北橋候補は公約で「新球技場の構想は、具体的な計画の公表と設計の際、二度立ち止まって、市民・議会の声を聞いて進めます」と明記。1月18日の公開討論会では「ラグビーやコンサートなどみんなが使えるようにする」と説明し、三輪候補が繰り返す「サッカースタジアム」を否定する場面も。

 一方、市長選告示前の集会で、北橋市長は「ニューウェーブ(ギラヴァンツの前身)がJリーグに上がれそうなので、スタジアムが必要と言われ、つくる約束をした」と発言。また告示日の1月23日、JR小倉駅前で「Jリーグに上がるとき審査があった。Jリーグに適合するスタジアムを持っていなかった。本来なら上がれなかったが、時間がかかってでも努力をしてくださいと言われ、努力しますということで承認を得た。市民に納得いただけるよう話を進めていきたい。初めて本市に生まれたプロチーム。ここで中止を宣言したら私たちは最初のチャンスをつぶしてしまう。私は負けるわけにはいかない」と語気を強めた。

? 新球技場整備は08年3月末、市スポーツ振興審議会の提言「体育施設のあり方について」で、「Jリーグ規格を満たした球技場整備を優先すべき」と明記され、建設候補地などの基本方針がまとめられた。

 スポーツ振興課は「現在の本城陸上競技場は『暫定的』なもので、専用球技場が出来れば、(陸上やラグビーなど)他団体にもメリットがある。昨年、JFL上位のチームがJリーグに昇格出来なかったのは施設整備が遅れていたため。仮に新球技場が出来なければ、本城球技場に厳しい条件が課せられる。新球技場が出来なければ、(J降格の)可能性は無いことはない」と話す。

(2011年2月1日付)



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