合馬の「小倉ふる里どり」

小倉の地鶏 知名度アップ

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 小倉南区合馬といえば全国区の「たけのこ」が有名だが、合馬で育てられている小倉の地鶏「小倉ふる里どり」が注目されている。認知度も上がってきた。鳥肉の出荷販売は年末にかけてピークを迎える。市内で唯一、店頭で小倉ふる里どりを取り扱っているのが、小倉北区の黄金市場の有限会社「とり肉のワールド」。09年5月から合馬で自ら養鶏業に乗り出し、ブランド化に積極的だ。11月上旬、合馬の養鶏施設を訪ねた。

 「メスは大人しいけど、オスは引っかいたり、かむこともある」。同社専務取締役の中江克さん(43)は毎朝、餌を用意する飼育係でもある。小倉ふる里どりの血統は秋田県の比内地鶏。施設内には約500羽の小倉ふる里どりがひしめいている。オスの飼育場所に入ると、体の最も大きい数羽が中央部分を支配し、逆に小さいものは隅のほうで静かにしている。餌の争奪戦も力関係が影響するという。

オスの飼育期間は4か月から5か月、メスは半年。合馬の地下水で飼育する。小倉ふる里どりの飼育は元々、小倉南区の農家で始まった。生産組合はとり肉のワールドを含めて、小倉南区の農家十軒弱が加入。全体で約千羽を飼育している。中江専務によれば、同社が小倉ふる里どりを取り扱う以前は、高知県の「阿波尾鶏」を仕入れていた。約2年前に知り合いが「小倉ふる里どり」を持ち込んだ時に初めて見た。品質はもちろん、その鮮度の良さに驚いたという。すぐさま飼育農家を歩き回り、仕入れの契約を結んだ。1年間は農家から仕入れたが、量的に追いつかず、自前で飼育を始めた。

 中江専務は「今朝まで生きていたものを当日販売出来て、品質管理が出来る。産地が近いことがメリット。鮮度が全然違う」と話す。市内のレストランや焼き鳥屋、東京のレストランにも出荷している。最近。店を訪れたお客から「あの合馬のとりね」と言われるなど、認知度も上がってきたという。

(2010年11月21日付)



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