PCB処理量が増加

実態把握のアンケート実施へ 北九州市

北九州市環境局は2010年度中に、PCB廃棄物の保管数や使用中の数量を把握するため、市内企業に対するアンケート調査を実施する。今回で2回目。産業廃棄物対策室は「(届け出義務のない)使用中のものがあれば、使用をやめてもらいたい」と話しており、使用中も含め、正確な実態把握に努めたい考え。

若松区で行われているPCB処理の市内分の対象量は市PCB廃棄物処理計画に明記されているが、04年5月策定当初の数量が09年5月に改訂され、高圧トランス・コンデンサーなど増加した。北九州市以外は各県が処理計画を定めている。

10年10月13日開催の市環境審議会で、環境局から増加した理由が報告された。同報告によれば、各企業が保管しているPCB廃棄物はPCB特措法上の届け出義務が課せられているが、「使用中のPCB入りの機器は届け出義務がない」。今回増加した分は使用中のPCB機器が廃止され保管に回ったこと、分析の結果でPCB入りが判明したこと。同対策室の資料によれば、トランスの場合、増加した141台の内訳は、届け出企業から保管分として4社・22台、使用中は1社・3台が追加され、これまで届け出のなかった企業から保管分で6社・46台、使用中は26社・70台の届け出があった。

環境審議会で、市議の八記博春委員は「従来の処理計画では使用中の数量も把握されていた。使用中のものは届け出なくていいというのはいかがなものか」「今後新たな(追加届け出があるなどの)状況が明らかになったら逐一報告してもらいたい」と要望した。

同対策室は「使用中の数量は企業の自主的な届け出によるもの。届け出の指導や呼びかけは出来ても強制は法令上出来ない。今後の課題」と話しており、今後も処理対象量は増える可能性がある。

↑ 北九州市の資料より

(2010年11月1日付)



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