定点ー市長公舎

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 新日鉄と等価交換

 

 八幡東区高見。三条橋を渡り、高見神社に向かう右側。三条の国境石に隣接する形で市長公舎はあった。1993年4月に完成し、末吉興一前市長が14年間、住んだ。同公舎は9月1日、更地になった。現在はわずかに生垣の土台の石積みを残しているだけ。

 1988年、市長公舎の新築構想が持ち上がり、新日鐵と交渉に入るがバブル絶頂期、鉄鋼景気に沸く同社に社有地処分を凍結され、片思いの市が袖にされた格好。建設費は約1億5000万円。

 07年2月、市長に就任した北橋健治市長は「市長公舎には入居しない」「退職金はいらない」と公言。08年11月、新日鐵都市開発との間で、都市高速・尾倉ランプ予定地(JR八幡駅裏の家電量販店コジマのあたりからナフコ先の合流点)を、市長公舎解体費用を差し引いた1億7285万円で等価交換した。08年10月実施の地元アンケートで全戸数91戸のうち出席20戸、委任53戸(80%)の賛成で、公舎売却に決定した。

 市長公舎跡地は一区画が120坪の四分割され、来月には売りに出される。「国の内外から問い合わせ」があると解体現場の業者は言う。都市高速の尾倉ランプには「この道路は市長公舎の等価交換」の標識でも掲げたらどうです?

(2010年9月11日付)

 下写真は07年撮影



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