大塚家具の賃料判明 AIMビル

09年度収支は5年ぶり赤字

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 JR小倉駅北口のアジア太平洋インポートマート(AIM)ビルを管理運営している第三セクター・北九州輸入促進センター(キプロ)の09年度収支が05年度以来、5年ぶりの単年度赤字となった。赤字額は7539万7000円。昨年6月に4、5階フロアに入居していた大塚家具が撤退したため、売上げが約3億円以上の減収となった。一方でコールセンターのヤフーカスタマーリレーションズ株式会社の一部区画への入居が決定。キプロは「AIM内にはマザーズハローワークも出来た。近くに記念病院が出来て、公園も整備される。駅北口は激変すると思う」と話している。北九州市は3億890万円の大幅な売上げ減少の要因について、「ほとんどが大塚家具」であることを認めた。順調に減っていた累積赤字は19億5800万円。

 キプロの5年ぶりとなる単年度赤字への転落だが、その最大の要因は大口店子だった大塚家具の撤退。4階フロア7182平方㍍、5階フロア7200平方㍍の計1万4400平方㍍はAIMビルの賃貸可能面積(約3万8000平方㍍)の約38を占めた。その一方で、その家賃の妥当性が市議会や住民訴訟で疑問視された経緯もあった。キプロや市はAIMに入居する民間企業の家賃など一切の情報を明らかにしていないが、今回の09年度収支で売上げ減の約3億円が大塚家具の家賃・共益費であることが分かった。そこで本紙が計算してきた結果は次の通り。

 まず大塚家具は昨年6月に撤退しているので3億890万円は10か月分の賃料(家賃・共益費)とし、月額では3089万円となる。AIMの賃料は坪単位なので、4、5階フロアを坪単位にすると、計4357坪。月額の賃料を坪数で割ると1坪7090円となった。市が支払う三階フロア賃料は08年度決算から計算すると1坪1万2889円でAIM基準賃料の相当額。大塚家具の1・8倍の賃料となった。キブロは「フロアや契約年数等で賃料は一定ではない。安い所もあれば高いところもある」と話している。

(2010年7月21日付)



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