芦屋基地にPAC3再配備

 住民が怒りの抗議デモ

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 防衛省は4月26日午前2時半頃、福岡県芦屋町の航空自衛隊芦屋基地に地上配備型迎撃ミサイル・パトリオットPAC3を配備した。PAC3配備については市民団体が搬入中止や事前公表を求めて要請書を波多野茂丸町長に提出していたが、町はゼロ回答だった。同23日、九州防衛局は芦屋町に対して「26日に配備する」と通知し、事前公表しないよう求めていた。市民団体は同30日に町長宛てに抗議声明文を提出し、基地正門前で抗議デモを行った。

 芦屋基地へのPAC3配備は昨年10月28日に続き2基目。迎撃ミサイル発射装置とレーダー装置、射撃管制装置が搬入された。防衛省は今回の配備で、防衛大綱の整備目標を達成したと報告している。

 要請書を提出していたのは芦屋町周辺の自治体住民で構成する「PAC3をはばみ 平和を願う 芦屋基地周辺住民の会」と、大学教授などで作る「はばもうPAC3 活かそう9条 九州ネットワーク」。4月16日、芦屋町に対し①芦屋基地に配備済みのPAC3撤去と二基目の搬入をやめるよう、防衛省に要請すること、②PAC3の配備目的や性能についての認識、③防衛省から町に対し、PAC3の搬入日時の連絡があった場合は公表すること、④配備済みPAC3が基地外で訓練を実施する場合は、事前に公表することの四項目を要請していた。

 4月22日付けの町の回答は①要請しない、②詳しい性能について評価する専門的知識は持ち合わせていない、③防衛省の要請を尊重する、④国防上の訓練の一環でもあり、事前に情報が得られるか否か、協議の余地があるのか不明で、答えられないというもの。

 4月16日の町執行部との意見交換で住民らは、PAC3配備で芦屋町が攻撃対象になる危険性や、基地外での訓練実施に恐怖感が広がっている事を訴えた。

(2010年5月1日付)

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