北九州市議会若松区補選 山内氏勝利
激戦の若松選挙区の市議補選は、共産党の山内涼成氏が1万票を超す得票で当選した。野依謙介市議の死去に伴う補欠選挙は4人が立候補したが、事実上、自民党と共産党の一騎打ちだった。
「自共対決に勝った!」。1月25日、午後9時40分。山内氏当選の報に元市議の野依いさむ氏は拳を揚げ、「山内が勝った。これで仏壇の謙介に報告ができる」と涙を拳で拭った。
若松選挙区は既に自民党議員が2人いる。直近の2年前の選挙の獲得票は計9359票。共産党は4964票のダブルスコア。ここで県議も市議も失うのか。
「もうダメよ」の悲観論が支配した陣営だが一方で「像に向かう蟻」論が囁かれ始めた。
投票結果
山内涼成 1万142票 共産
反田 勉 9970票 自民
高田 崇 3161票 無
宮本浩二 1534票 無
(2015年2月1日号)