近代遺産・旧門司食糧倉庫 売却へ

九州農政局「解体するか協議中」

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北九州市の映画ロケ地を代表する、門司区大久保の「旧福岡食糧事務所門司倉庫」について、所管する九州農政局が現在、売却手続きに入っている。

北九州市は「保存すべき歴史的建造物」との認識から、これまで活用方法を検討してきたが、敷地が広すぎることや想定される莫大な取得・整備費などから、昨年5月に取得を断念している。

九州農政局は「古い物件なので、建物を解体するのか、そのままで入札にかけるのか、現在協議中」と話している。

市・産業経済局門司港レトロ課は「あれだけ広いものを使う利用計画はすぐには出来ない。今、市が取得するのは難しい。九州農政局から昨年3月末までにどうするのか、利用計画も決めて連絡してあった。うちが断念したというか、国が待ってくれなかった」とこれまでの経緯を説明した。今後、入札公示で具体的な価格や条件が明確に示される。

巨大倉庫10棟、鉄道引き込み線、事務所などを備える福岡食糧事務所門司倉庫は1927(昭和2)年から28年にかけて建設された。1918(大正7)年に起きた米騒動をきっかけに、国は各地に食糧倉庫を設置し、門司倉庫もその一つ。敷地は3万3200平米あり、昭和初期の雰囲気をこれだけの規模で残す倉庫群は国内唯一だと言われている。

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(2014年1月21日)



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