震災がれき陳情67件 一括審査

北九州市議会・環境建設常任委員会が7月5日午前に開催され、市が決定した石巻市からの震災がれき受け入れに反対する陳情審査を行った。

陳情数は市内外から67件、同日の口頭陳述は東京や大阪からの陳情者を含め24人で異例の多さとなった。同日、同陳情の採決も行われ、ほとんどが不採択。5件が継続審査をなった。

八記博春委員(共産)は陳情項目のうち、「北九州市民及ぶ周辺都市の市民の安全が害される可能性が懸念される時点で震災がれき焼却を即時停止すること」「セシウム以外にどのような核種の汚染ががれきにあるのか検査すること」に唯一賛成したが賛成少数で不採択。発言した委員は11人中、3人のみだった。

67件の内訳は市内17件、市外県内22件、県外九州内5件、山口県内8件、広島2件、関東6件、関西7件。今回、異例の陳情者に対する手荷物検査も実施され、常任委員会開催にもかかわらず、本会議開催時の出入口を使用した。

口頭陳述の主な意見は次の通り。

「わざわざなぜ北九州市で処理するのか。九州を残してもらえれば安全な食材はまだ手に入る」「被災地の状況は刻々と変化している。広域処理の方針を考え直してもらいたい」「宮城県から望まれていない状況ではないか」「がれきの処理責任は全て、鹿島JVにある」「今も東日本地域からの(農作物などの)輸入禁止措置をとっている国がある。風評被害対策は全て、国民の税金。北九州市民のメリットを考えて、決めてもらいたい」「森の防潮堤構想を提唱している宮脇さんを招いて話を聞いてもらいたい」「タウンミーティングではほとんどの人が反対だった」「市外でも説明会を実施するべき」「健康被害が出ている。たくさんの事例が出ている。医師のコメントも付けている。委員会にも提出するので徹底的に議論してもらい、原因を追及してもらいたい」「両親は宮城県出身。がれきには家族の思い出がつまっている。縁もゆかりもない土地で燃やすのは悲しい」「宮城県に必要ながれきはあっても、北九州市に必要ながれきはない」「手荷物検査は、市民と行政の信頼関係を崩すもの。廃止してほしい」

(2012年7月11日付)

 

 



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