北九州市議会 過去最多の退場者

会派間で融通 議員の「紹介傍聴券」

北橋健治・北九州市長が石巻市からの震災がれき受け入れを正式表明した6月20日の市議会本会議で、議事を妨害したとして退場となった傍聴者は計16名。議会事務局によれば、記録している中で過去最多という。

市議会が「震災がれき受け入れ要請」決議を全会一致で決めた3月12日の本会議は7名が退場となった。両日ともに退場となった傍聴者もいた。

議会事務局は今議会から、傍聴者に対する手荷物検査を民間警備会社に委託実施し、6月20日は女性ガードマンを配備させるなど、あらゆる事態を想定し、用意周到だった。

議会最終日の20日、本会議場傍聴席の出入り口には、「一般傍聴」と「紹介傍聴」の2つのカウンターが用意された。北九州市議会傍聴規則によれば、傍聴券は「一般傍聴券」と「紹介傍聴券」がある。

一般傍聴券は先着順だが、議員から配布される紹介傍聴券は優先的に席が確保されている仕組み。紹介傍聴券は会派所属議員数に1・5を乗じた枚数が交付される。

傍聴席は137席あるので紹介傍聴券用は93席を占める。また本会議が始まって1時間は紹介傍聴券用の座席は「予約」された状態なので、一般傍聴者は44席分(4席は車椅子用)しかない。

同日は、北橋市長が震災がれき受け入れを表明することが事前報道で周知されていたため、紹介傍聴券が大量に活用され、会派間の融通も行われた。

(2012年7月1日付)



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