「小倉原爆投下回避」の真実

 折尾タウンガイドに掲載

 八幡西区折尾のまちづくり団体「学園&地域交流ネットワーク」が昨年10月に発行した冊子「折尾駅周辺タウンガイド『今しか見られない、歴史遺産』」の改定版に、「原爆の小倉投下回避」に関する記述が掲載されている。

同冊子によれば、小月基地を飛び立った戦闘機「屠龍」による「体当たり攻撃の可能性があり、投下目標地を長崎に変更」と原爆搭載機ボックス・カーはテニアン基地に連絡したというもの。戦後、米国の追跡調査班が裏付け調査のため来日し、屠龍のパイロットの聞き取り調査も行われたという。同ネットワークは今回、関係者の証言が得られたので掲載に踏み切った。

JR折尾駅やその周辺の歴史的遺跡などを紹介している同冊子の改訂版は今年2月に発行した。追加掲載したのは戦争に関する記述。JR折尾駅南側の八幡西区大膳に「体当たり勇士の碑」がある。1944年8月20日のB29による大空襲で、戦闘機「屠龍」が体当たりでB29が2機撃墜。戦死した少年飛行兵の忠魂碑として、地元住民が建立した。その後、米国は戦闘機による体当たりを警戒するようになったという。

「学園&地域交流ネットワーク」事務局の蒔田加代さんは「体当たり勇士の碑はあまり知られていない。碑の近くには堀川の『車返しの切り抜き』もあり、子どもたちがよく見学にきている。周辺に駐車場や看板を整備して、みんなに知ってもらいたい」と話している。

冊子は無料。問い合わせは蒔田さんまで090(2710)6810まで。

(2012年4月1日付)

 

(体当たり勇士の碑)

 

 

 

 

 

 



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