九州発? 食品検査は4月から
「見えない放射線被害を見えるものに」。
行政任せでなく、正しい情報を自分たちの目で確かめるために九州初の食品の放射能検査を行う「放射能市民測定室・九州」(中村肇代表)が福岡市東区に2月10日開所した。愛称は「Qベク」。
同所開設は昨年10月、3人の有志が「初めの1歩」を話し合い、決意した。
食品の放射能検査は4月から。先んじてガイガーカウンターの貸し出しを1泊1000円で行う。現在、食品放射能測定器500万円を購入するための資金集めも行っている。同測定器はヨウ素131、セシウム134、137を別々に検出できる。
1つの検査に1時間を要するので、1日7検査。測定結果を公表するかどうかは「消費者自身が判断すること」と設立記者会見で中村代表らは話した。
▽営業時間=午前10時~午後5時半/日曜日は休み▽福岡市東区水谷(最寄駅はJR千早/電話/FAX092―410―4516)
(2012年2月21日付)