小出裕章・京都大助教が講演

「原発の息の根を止める」

 

12月17日午後、原子力発電所の危険性を40年間訴えている小出裕章・京都大学助教の講演会が小倉北区の真鶴会館で行われ、約450名が駆けつけた。主催は「原発の廃炉を求める北九州市民の会」。小出さんは「皆さんがここに来てくださったにも、福島原発の事故が起きたことを受けてのことだと思う。私はこんな事故が起きないように、なんとか起きる前に原発を止めたいと願い続けて40年きたが、残念ながら止めることが出来ないまま、事故になってしまった。現在も、途方もない悲劇が進行していると思う。なんとか原子力の息の根を止めないといけない」と話した。

福島第1原発事故による被曝を周辺住民が強いられている現状について小出さんは「子どもだけはなんとか逃がしたいと願っているし避難が出来ないなら疎開という形で何か月でもいいから、なるべく被曝を避けることをやらなければいけない。しかしこの日本という国は一切やらないと決めた。20ミリシーベルトを超えるような地域の人間はさすがに避難させたが、それ以外の人間はもう勝手にしろと、国は知らないと宣言した国」と批判した。

政府が宣言した福島第1原発の「冷温停止状態で事故収束」については「冷温停止というのは原子炉圧力容器の形があって中に水が貯められてあって、その水の中に炉心を水浸しに出来て、全体の温度が100度以下になるいことを呼ぶ。しかし圧力容器そのものの底が抜けて、炉心がそこにないと言っている。100度以下になるのは当たり前。ないんですから、ものは」と解説した。

(2012年1月1日付)



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