北橋健治・北九州市長の政治資金事情

「違法な献金」 八記議員が追及

12月2日の北九州市議会本会議で、八記博春議員(共産)が北橋健治市長の後援会が毎年開催している政治資金パーティーのあり方について質した。同議員は昨年10月4日開催の政治資金パーティーを取り上げて、このほど公表された政治資金収支報告書から「支払者は923人となっている。会費は1人1万円と伺っている。収入は2077万円。つまり参加した人の2倍以上の会費が入っている」「対価を払っていない人が半分以上。事実上の違法な献金だ」と追及。市長は「政治資金規正法からしても、そのことが大きな問題になるとは考えていない」と、「問題はない」と繰り返すばかり。やらせメール問題を受けて九州電力へのパーティー券購入依頼を「今回は遠慮させてもらった」という北橋市長。パーティーに出席していない人の会費からは、料理代などかかった経費(=対価)は差し引かれていない。市民の理解が得られるのか。

昨年の政治資金パーティー会場は小倉北区のステーションホテル小倉。会場の収容人数は1000人だが、市長後援会はその倍の2000枚以上のパー券を売りさばいている。

再質問で八記議員がさらに追及した。

八記「さきほど市長は対価と言われたが、半分以上は対価を得ていない。対価だから合法だと言うが、対価を得ていないのだから、法律から外れた違法な献金ではないのか」

市長「法律に則って私は正等にさせてもらっている。問題はないと考えている」

八記「昨年は新日鐵労働組合から50万円いただいていることだけが明らかになっている。不透明率は97・6%。どこの誰からいただいたのかさっぱり分からない。そういう点ではまさにベールに包まれたお金を集めるだけのパーティーが行われていると思う。市長は『企業団体献金はしない』と言っている。しかしそこにお金を出している人は企業団体なんです。新日鐵労組とか九州電力労組。市の事業を受注している業者、業務を委託されている業者、物品を購入している業者にパーティー券の購入を依頼しているのか」

市長「透明性を言われたが、パーティーの公開は法律に規定されている。1000か所前後の方々にお願いに行っていると思う。それは私が衆議院議員時代から大変ご支援をいただいていた方々の名簿であります。どういう会社がどういうことをやっているのかはつぶさに把握しているわけではない。さきほど問題があるように言われたが、法律上その制限はないという法律解釈の立場をさきほど答弁したつもり」

八記「倫理的に道義的に許されないのではないか」

市長「あるべき姿は個人献金が一番望ましいのではないかという学説がかなり広く支持されていると思う。私自身もそういう方向を目指したいと思っているが現時点では、そこまで至っていないので、パーティーで集めている。請負業者の関係だが、選挙に関してそのような資金を受け取ることは禁止されているが、パーティーについては、制限はございません」

八記「選挙はダメだというが、毎年こういうパーティーを大々的に開催して、選挙の年にもやるわけでしょ。企業団体献金はダメだというが、実態は団体からもらっている」

市長「献金ではありません。法律で認められた政治資金パーティーに、私の政治信条を理解し、支援するために参加をしていただいているということ。全く問題はない」

八記「市長はよく市民党だと言われる。常々、市民の代表、依拠しているといいながら政治家北橋健治の財布は企業団体からなんです。経済的な企業団体から支えられている。そういうことで公正な政治が出来ないのではないのか」「なぜ市長は大企業に弱いのか常々思っていたが、その根源が市民からの浄財で政治をする政治家ではなくて、企業や団体から経済的に支えられて政治をやっている、私はそこを変えないと北九州市の政治はよくならないと思う」

市長は手を挙げたが、時間切れで終了。

 

(2011年12月11日付)

 



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